皆さん普段のグループライドで「○○の峠が400wで登った！」や「○○秒700wで踏んだよ！」など聞くことが増えてきたと思います。

そもそも w (ワット)やパワーメーターって何なのでしょうか？

パワーメーターとは私たちが自転車に乗ってペダルを踏み込んだ時の物理的な力を客観的に計測する機械です。速度だと走っている路面の荒れ具合や勾配、風向きなどで随時変化します。心拍計はどうでしょう？心拍計だと普段から自分の心拍数を把握していれば、数値や上下の仕方から運動強度を大まかに把握することはできます。ですが気温の変化やその日の体調にも大きく影響を受けるので客観的に強度を見ることができるのかと言うとそうでもなさそうです。

ではパワーメーターはどうでしょう？ペダルやクランクに伝わっているぺダリング時の力をW(ワット)で表示してくれます。勾配や風向きなどで変わる速度、気温や疲労度などの体調で変化する心拍とは違い、いつも同じ条件で私たちの自転車に伝えてる力を計測してくれます。この計測器を使って客観的なデータを用いたトレーニングをすることをパワートレーニングと言うのです。

ジムでウェイトトレーニングをする時に目的によって○○kgで〇回〇セットとメニューを組んでいくように、パワーメーターを使い〇〇〇Wで〇分〇セットとメニューを組んでいきます。これを行えば、風向きで変わる速度や体調で変化する心拍を見ながら主観的な強度でトレーニングするより遥かに効率的にトレーニングをすることができます。更には客観的なデータで日々のトレーニングを管理できるようになるので、頑張り過ぎてオーバートレーニングに陥ったりすることを未然に防ぐことができたり、正確なカロリー管理をしてダイエットや美容など健康目的にも応用できます。