例年であれば全8ステージを戦うツアー・オブ・ジャパン。今年はコロナ禍で開催のため富士山ステージ、相模原ステージ、東京ステージの3ステージで行われました。
第1ステージ/富士山 (2021年5月28日)
コース全長:78.8km
2021年に開催される東京五輪自転車ロードレースでも使われる「富士スピードウェイ」からスタート。東京五輪タイムトライアルに使われる周回コースを4周してから平均勾配10%の「ふじあざみライン」山頂を目指します。
参照:http://www.toj.co.jp/
第2ステージ/相模原 (2021年5月29日)
コース全長:108.5km
相模原市にある「橋本公園」からのスタート。鳥居原ふれあいの館を目指す上り区間から周回コースに入ります。
アンバサダーの小石祐馬選手が在籍するTEAM UKYO SAGAMIHARAにとっては地元での開催となりました。
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第3ステージ/東京 (2021年5月30日)
コース全長:112.0km
ツアー・オブ・ジャパンの最終ステージとなる東京ステージ。平坦の周回コースとなっており最後のゴールスプリントが注目のコースとなっています。いつもなら一瞬で通り過ぎてしまう選手やチームカーを近い距離で体感できるのも特徴のひとつです。
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そして!今回はレースに参加していたアンバサダー小石祐馬からレースへのコメントをいただく事ができました。
TEAM UKYO SAGAMIHARA所属
今回は本来8ステージあるTOJだが、短縮されて3日間開催となりました。初日から富士山を登るので、総合成績を狙うならそこで良いタイムで登ことが重要でした。レースは3月末から暫く開いていたので、その間もPeaksCoaching中田コーチのトレーニングメニューによりしっかりとパワートレーニングを管理できていたので、コンディションに不安はありませんでした。初日の富士山ステージでは、体調の部分含めあまり良い感触がありませんでした。なんとか先頭から約3分遅れてのゴールでしたが、まだ次の日でもタイム差を稼げる可能があったので諦めていませんでした。2日目の相模原ステージは総合順位を上げるためにタイム差を作るレース展開を目指していました。レース中では総合リーダーチームの宇都宮ブリッツェンがレースをコントロールしきれる雰囲気ではなかったので逃げに入って逃げ切る作戦を目指し成功しました。逃げている最中もパワーを常に気にして走っていたので最後まで失速することなく自信を持ってタイムを稼ぐことに成功しました。レースがない期間から、パワートレーニングを行っていたので残りの距離とペースを計算し、パワーを見ながら逃げのペースをコントロールすることができました。
東京ステージを終え、結果的には総合リーダーとのタイム差が3分から1分半まで詰めることに成功し総合順位を大きく上げることができました。